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2006年8月27日 (日)

BTOU2006レポート ETAP1(8月7日) その3

残り20キロ地点で、#23渡辺さんにパスされる。
KTMを駆る彼のスピードは速い。
追走に入る。
もうすぐ、キャンプ地に向かうクロスピストを通過する。
追走に注意が取られていたため、分岐を見逃し500mほどオーバーランした。
すぐに気付き、マシンをUターンさせる。
しかし、渡辺さんはミスコースに気付かずに、丘の向こうに消えていった。
後で聞くと、100キロのミスコースにつながってしまい、最終的にGPS走行でキャンプにたどり着いたそうだ。

見逃した分岐に戻ると、#36三谷さんと#33桑島さんが分岐を曲がるところだった。
2人の後を追いキャンプに向かう。

キャンプに近づくと、ピストが荒れ始め、ピストに縦方向の段差が出来始める。
ここにフロントを取られたら危険だ。
そう思い慎重にラインを選ぶ自分の前で、いきなり#36三谷さんのマシンが大きく振られた。
ピストを跨ぐように真横に向くマシン、はじけだされるようにピスト外に飛び出すマシンを必死に戻そうとする三谷さん。
ハイサイド気味に起き上がったマシンは、乱暴にライダーを振り落とそうとする。
やばい、無事じゃすまない。
直感でそう感じた自分は減速し、三谷さんのクラッシュに巻き込まれないよう距離をとる。
偶然か、意思の力か、強引に向きを変えた三谷さんのマシンは、ピストに跳ね戻る。
マシンを力ずくで押さえ込む三谷さんは、何度と無く地面を蹴飛ばしながら、強引にマシンをピストで立て直す。
呆然と見守る中、5、6回目の地面への蹴りを終えた三谷さんとマシンは、ピストに復活を果たしたのだった。
そこ事件は、その後何度も笑い話として語られることになったが、本当にやばい瞬間だった。

そして今度は先頭をいく#33桑島さんにアクシデントが起こる。
下り坂にある、深いサンドのコーナーでオーバーラン。
あわや壁に張り付きそうになる#33と、クラッシュを避けようと減速する#36をかわし前に出る。
減速し、後ろを振り返ると、クラッシュせずに停止できた#33が見えたので、先に行くことにする。
再び単独走行に。

視界はキャンプ地を捉え、コマ図は残り数キロを告げていた。
キャンプ地には山を回りこんで向かう。
山を回りこんで進むので、いったんキャンプは視界から消えるがすぐに現れるはずだ。
しかし、コマ図ではゴールになっている距離になっても、キャンプにつかない。
仕方なく、1個前のコマ図にもどる。
そこで、再度#33#36と合流。
もう一度、キャンプ地点の距離まで進むがやはりゴールは無い。
なぜだ。コマ図が間違っているのか。

しばらく止まっていると#21若生さんがやってきて停止。
「キャンプにつかない、ミスコースだろうか」と伝えると、もう少し行ってみましょうとの返事。
結局、さらに500mほど行くと、視界をさえぎっていた山の稜線が下がり、キャンプが見えた。
視界に捕らえたゴールにつながるピストに入り、ゴール。
ゴール後、明日の燃料を給油し、パルクフェルメに車両を移動。

参加者たちと、ひとしきり今日の出来事を披露しあう。
#23渡辺さんも帰還し、そのミスコースぶりに話が弾む。
もちろん#33桑島さんと#36三谷さんのアクシデントの様子も話題になった。

しかし談笑の楽しさに身をゆだねてはいたが、実はコマ図に対する猜疑心がゆっくりと湧き上がり続けていた。

今日のキャンプはツーリストキャンプのため、ゲルが準備されている。
シャワーもあった。
マップの取替え、各部点検、エアクリーナー交換、チェーン貼り、各部まし締めといった整備を終え、シャワーを浴びる。

食事はレストランでスープや前菜のある贅沢なものだった。
冷えてはいないが、コーラやビールもある。
やはり1泊目は、体ならしのために快適なツーリストキャンプを使うのか。
そんなことを思いながら、参加者たちとの会話を楽しむ余裕がうれしい。

Fh0022


午後10時、美しい星空を眺めながら、ゲルに向かう。
今日走った方向を眺めると、闇の中、数キロ先の山の斜面を、数台分のライトが動いている。
エコクラスのミニらしい。
彼らが到着するのはいつなのか。

この日は午後10時30分に就寝。
程よい疲れが、深い眠りに誘ってくれた。

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コメント

いやーあの初日の飛ばされそうになったのはヤバかったですね。笑
ICOトラブルで#33桑島様の後ろをコバンザメしていたのですが、砂煙で路面があまり見えない状況でしたからねー。
あまり距離をあけると、分岐で間違えてしまいそうでしたし。

昨年から柔道を再開していて良かったです。
イメージ的には、逃げようもがく相手を力ずくで押さえつけて、裸締めで絞め落とす!って感じで立て直しましたからねー。笑

投稿: ラリーパパ | 2006年8月27日 (日) 23時43分

#36ラリーパパさん

あの時は、勝利のファンファーレが高らかに鳴り響いたのですが、一瞬で鳴り止みました。幻聴だったのでしょうか。
冗談はさておき、あの状況で怪我が無いのは奇跡のような気がします。
あ、そうそう。福井新聞から取材を受けたとき、「ノムラさんの次の目標は」と聞かれて、「足りないところをカバーするために練習します。次はそれからです」と答えたら、「ラリーパパさんは ファラオっていってましたよ」と不満げに言われてしまいました。しばらく引退って言ってませんでしたっけ。
う・そ・つ・き・・・・・。

投稿: ノムラ | 2006年8月27日 (日) 23時54分

やーい、やーい
うそつき!!

でもそのおかげで、モンゴルツーリング倶楽部に
入るセレナーデが始まっていたのねー

投稿: 天丼まん | 2006年8月28日 (月) 00時42分

皆が楽しんでいる頃、わたしゃバスでSS1スタートへ向かってました。勿論爆睡!
SSスタートを見送った後、ヘリ2に載って爆睡!

国内でもモンゴルでもそうなんですけど、コマ図が一番信用できますね。
ごくたま~に間違ってますけど(笑)
一番信用できないのが自分だったりします。
思い込みが間違いを誘っちゃいますよね。
進むべき方角と、その先の幾つかのコマ図を参考にし、あみだくじに勝たねば!
勝負の掛かってないモンゴルファンライドの時ですら、コマ図見落とし見間違い思い込みでやられたことが有ります・・・

投稿: うなぎ | 2006年8月28日 (月) 02時38分

こんにちは!
ETAP1は、ナビがちょっと難しかったですね。
私は、結局ETAP1、ETAP9後に泊まったこのツーリストキャンプ場へは、コマ図通りにたどり着きませんでした。
毎日道に迷いましたが、ホンマに全然わからなかったのは、このキャンプ場のコマ図でした。

それにしても、まだETAP1の頃は早く帰れて余裕だったなあ・・・

レポートの続き、楽しみにしてます!

投稿: くわじま | 2006年8月30日 (水) 21時53分

くわじまさま こんばんわ
レポートがんばります。
書けば書くほど、どんどん長くなっていきます。
くどいです。
どうかお付き合いください。

そろそろくわじまさんが、本レポートのヒロインとして活躍を始めますから。

投稿: ノムラ | 2006年8月31日 (木) 02時11分

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