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2006年8月27日 (日)

BTOU2006レポート ETAP1(8月7日) その1

ETAP1
「神に祝福された大地に解き放たれる。テムジンのように」
リエゾン 36.67Km
SS    297.27Km
TOTAL 333.94Km

「1206年まで、われわれは800年の時空を遡る旅に出る。モンゴル高原は混乱し群雄は割拠していた。少年テムジンはそこから長く果てしなく、そして飽くことのない彼を旅はじめた。そのモチベーションは、諸説あろうともいまだ解明されているとは言い難い。この気の遠くなるばかりに茫漠たる大平原に、その心の手がかりを求めて旅立とう。旅立ち、それはまたテムジンのように試練と困難に直面することを意味する。

ヌフトからはしばらくリエゾンでウランバートルをあとにする。36kmばかりの舗装路だ。続くスペシャルは297km ある。つまりこの日の走行距離は330km超、規定の航続距離を越える。したがってスタートに待機するカミオンバレイから、少しだけ燃料を補給できる。

ルート前半は細やかなナビゲーションが試される。やがてゴビだ。豊かな感性と細心の気配りをしたテムジンのように、最初は処女のごとく駆け抜ける。 」

競技開始日、天候 晴れ。気温は低めで、若干肌寒い。

朝6時に起床し、食事をとる。
モンゴル料理だろうか、シチューのような煮物、ポテト、味は穏やかで、自分には合っている。キングコーヒーと言う商品名の、糖分の多いコーヒーがおいしいと感じる。

朝7時30分、競技期間中ウランバートルにおいておく荷物を運び出す。
日本からウランバートルに車両を運んだコンテナの中に、競技期間中、荷物を預けておけるのだ。20キロバックなどは、昨日トラックに積み込んであるので、預ける荷物は衣服類は帰国時に着る衣服類となる。

スタートまでは、車両と荷物のチェック。
大塚さんや、#23渡辺さんと言葉を交わす。

8時30分、ヌフトホテルを出発し、スタート地点に移動。
スタート場所は、ホテルから2キロほど下った場所である。
スタートにつくと、既に大多数の車両が並んでいた。
スタート地点は低い緑に覆われた谷であり、スタート後の方向にはウランバートル市が広がる平野がある。
選手以外にも見物人が溢れ、賑わいに満ちているスタート地点は、10日間のラリーのスタートにふさわしい。
だが、ここは本当のスタート地点ではない。
スタート後、数10キロのリエゾンを走り、郊外のダートがSSのスタートだ。

この時点でも、心は穏やかだった。ただ、さすがに始まりが違いので、長いラリーに対する不安が首をもたげてきていたのだが。

スタートは2台ずつのため#35の私は、#36三谷さんと同時スタートだ。
三谷さんは、福井のバイクショップ「サードアイズ」で知り合った友人で、オフを始めたころからラリー参加を明確な目標にしており、これまでTBI、ラストRRM、セルトンエス、などに参加し、今回のBTOUも参戦を早くに決めていた。
ラリー参戦の障害、資金面や技術、家族の協力、それらを笑いながらクリアする彼のエネルギーは、私のBTOU参加にも大きな影響を与えている。
これからも、前に進む彼は、どのような心境で、ここに立っているのだろうか。

Fh0006


(清水様 写真ありがとうございます)

9時20分、いよいよスタートラインに並ぶ。
そしてカウントダウン。
スタートの合図とともに、ウランバートルに向けて谷を駆け下りる。

ウランバートルに併走する舗装道路には、多くの車が走り、バス停にはバス待ちの人が溢れる。人々から振られる手に答えていく。

町を外側をかすめる舗装道路を走り、ウランバートル市の入り口ゲート手前で左に進路を変え、道は緩やかな峠道になる。
スタート順に並ぶバイクの隊列は、70キロ程度の速度で巡航する。昨日間違ったグレードの燃料をいれられたXRは、この速度でもパワーが無い。
トラブルではない。燃料が、間違っただけだ。SSの最高速は90キロか。まあ、序盤の怪我防止のリミッターとして考えればいいかと、不安を抑える。

峠を抜け、舗装道路を右折。しばらく走った先に空港があり、そこから始まるダートがSSのスタート地点だ。
到着したとき、まだSSは開設されておらず、全車両が並んだ状態だった。
強い日差しが照りつける。
バイクを降り、ゼッケンの近い参加者たちと話を交わしながら、スタートを待つ。
スタート脇の廃屋の壁が、強い日差しのためだろうか、黄色いフィルターをかえたように色づいて見えていた。

しばらくするとSSが開き、エコチャレンジのカブやプリウスが、草原の向こうに砂煙を上げて消えている姿が見えた。
徐々にスタートを消化している隊列の中で、やはり静かな心境は変わりそうに無かった。

やがて、目の前に隊列は消え、オフィシャルの声が10秒前を告げる。
いよいよスタートだ。
「最初のコマ図のピストは、あそこに見える4駆の奥だから」
オフィシャルの声にうなづく。
5秒前・・・・・・・・・スタート

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